CFDのリスクとデメリット

自分の資産を銀行に預金として預けておく場合のリスクは通常ありません。銀行が倒産してしまった場合でも法律で一定の金額は守られています。しかし、CFDに限らず投資をするという事は常にリスクを背負っている事になります。

CFDのリスクの一つとして挙げられるのは、取引出来る銘柄が多いという事です。取引銘柄が多いと言うのはメリットでもありますが、銘柄が多すぎてどれを買って良いのか分からなくなってしまうと言うデメリットにもなってしまうのです。自分が取引している商品が何なのか、その商品が影響を受ける社会動向は何なのか、など、複雑な関係性が多く存在します。その為、全ての関連性などを把握するのはとても困難であり、浅い知識で取引をしてしまうのはとても危険です。

また、取引ベースでは100倍、200倍といった高レバレッジでの取引が可能なため、メリットである反面、損失を拡大するデメリットの性質も持ち合わせています。証券会社に預けた本来の自分の資金以上の損失が出る可能性もあり、投資をして資産を増やすつもりが大きな借金として手元に残る事もあり得るのです。長期に渡り取引をして損失が出る場合もありますが、100倍、200倍という高レバレッジでの取引では短時間で大きな損失を出してしまう事もあるのです。CFD取引は証拠金取引だということです。必要な証拠金よりもはるかに大きな額の取引が可能であるため、損失を被った場合のダメージが大きいのです。CFD取引では無く、現物株の場合は、会社が倒産して株券がただの紙切れになるのが最悪のケースですが、元金がゼロになるだけです。しかしCFD取引の場合は、ゼロになるどころかマイナスになってしまうのです。CFD取引のような相場商品では、決済したいときに直ぐに決済できないというのもリスクになる事を頭に入れておいた方が良いです。大きな利益を得たい＝ハイリスクだと言う事です。

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