CFD取引のしくみ

CFD取引のしくみにおいては、基本的な部分は先物取引やFX取引と一緒です。細かな部分を見ると違いはありますが、証拠金取引という点で共通しています。証拠金取引と言う事は差金決済であり、その部分の共通点があります。

取引の流れは ①注文を出す ②約定する ③建玉を保有する ④決済注文を出す（②の約定とは逆の注文をします。②で買いだった場合は売り②で売りだった場合は買い）⑤④の注文の約定 ⑥売買差金を清算（これで完了です）CFD取引は証拠金取引の為、①の注文が成立すると「建玉を保有する」ことになります。「建玉」とは未決済取引の事です。取引を決済するまで建玉を保有する事になるのです。CFD取引と全く異なるのが現物株の取引です。注文が成立すると何もしなくても自動的に4日後には株式とお金の交換が行われ決済が完了します。

CFDは「差金決済取引」です。現物を保有せずに、相場の上下による売買の差額だけをやりとりします。このため、日本円で世界中の銘柄を売買でき、為替リスクは発生しません。CFD取引金融商品はさまざまな物があります。まずは「現物株CFD」です。日本株は当然の事、世界中の上場株を売買出来ます。但し、全ての外国株が取引出来る訳ではありません。CFDはまだ新しい取引方法ですので、外国株に関してはまだ完璧とはいえません。次に「指数CFD」です。日経225・NYダウ・ウォール街株価指数などの先進国の代表的な株価指数の売買が可能です。さらに、人気の新興国・資源国の指数を取扱っているCFD会社もあります。そして「債権CFD」です。日本国債やアメリカ国債の他、世界各国の投資信託などの売買ができます。最後に「商品（コモディティ）CFD」です。原油、金、天然ガスなどの資源やエネルギーや、小麦、トウモロコシ、米、コーヒー豆などの農作物など、さまざまな商品の売買ができます。この様に、株、株価指数、債券、商品を1つの口座で取引する事が出来るのです。

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